弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所静岡の顧問弁護士・企業法務

FOR THE CLIENT

虎ノ門ならではのリーガルサービスを静岡から

削除請求の方法にはどのようなものがありますか?

HOME企業法務Q&A集「風評被害」のQ&A > 削除請求の方法にはどのようなものがありますか?

A1インターネット上の記事を削除する方法には,大きく分けて,ウェブフォームなどからの削除依頼と,仮処分などの法的手段に分類できます。

ウェブフォームなどからの削除依頼

サイトの中には,削除依頼を受け付けるフォームが設けられていることがあります。まずは,このようなフォームを利用して,サイト運営者に対し,対象記事の削除依頼を行う方法が考えられます。

ウェブフォームからの削除依頼は,本人が行うことも可能ですが,弁護士が代理人となり,弁護士名で削除依頼をした方がサイト運営者に与えるインパクトが大きく,効果的なケースもあります。

仮処分等の法的手段による削除対応

ウェブフォーム等による削除依頼にサイト側が応じない場合,法的手段により削除を求める方法も考えられます。

削除請求の法的手段としては,民事訴訟を提訴する方法もありますが,訴訟よりも短期で裁判所による判断がなされる仮処分手続が利用されることが一般的です。

仮処分手続きでは,対象記事削除の仮処分を裁判所に申立てます。

申立がなされると,被害者と相手方が意見や証拠を提出する審尋が行われます。

審尋を経て,被害者の申立てが認められた場合,担保金の供託が確認された後,裁判所により対象記事削除の仮処分命令が下されます。

申立てから仮処分命令までには,通常は1~2ヶ月程度かかります。

通常の場合,裁判所からの仮処分命令があれば,相手はこれに応じて対象記事を削除しますが,相手が応じない場合,強制執行の手続きをとることができます。