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Q4労働基準法は何のためにありますか?労働基準法の基準に達しない契約は有効ですか?
A4労働基準法(以下「労基法」といいます)は,労働者の権利を守るため,労働条件の最低基準を定める法律です。
労働時間や休暇,賃金等の基準や,これに違反した場合の罰則等,使用者が果たすべき義務が定められており,労働者を一人でも使用する使用者に対し,原則として労基法が適用されます。
労基法は,「この法律で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は,その部分については無効とする。」と定めています(労基法第13条)。
つまり,労基法は強行法規に位置づけられ,労働者と使用者との労働契約の中で,労基法の基準に達しない合意をした場合,基準に達しない部分については無効となり,労基法に定める最低基準に置き換えられることとなります。