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Q4関係者にはどのようなことを,いつ伝えるべきですか?
A4どのような事業承継の方法を取るかによって,伝えるべき内容やタイミングが異なります。
親族内承継は,一般的に,内外の関係者から心情的に受け入れられやすい傾向にあります。
タイミングとしては,できる限り早い段階で関係者に後継者を周知し,後継者の教育に力を入れることが重要です。
役員や従業員への企業内承継の場合,M&Aよりは関係者からの理解を得やすい傾向にありますが,親族内承継と比べて,オーナー家の理解を得にくいため,オーナー家の意向をよく確認しておく必要があります。
また,承継者が経営をしやすい環境を整えるため,社内外へ周知をし,十分な時間をかけて周囲の理解を得ることが重要です。
M&Aの情報が意図しないタイミングで知れ渡ってしまうと,社内外の信用不安を起こすおそれがあります。
したがって,基本合意の締結の際など,ほぼ確定的となる段階まで情報を安易に漏らさないように注意が必要です。